このポートフォリオのページ、あまり期待していなかったのですが、予想に反して作品づくりのモチベーションを維持するのに役立っています。作品に対する考えをまとめたり、制作の振り返りができるのがいいですね。
高校生の時は友人の付き合いで、漫画研究会と美術部に所属していましたが、ごくいい加減な活動でした。ですが人生の中で「何か作品をつくらなくては」という思いだけは常にあり、３０代後半になって、カメラというツールと相性がいいことが分かり、やっと重すぎる腰を上げたという訳です。
実は作品を作る時、楽しいとかワクワクするとか以上に、「やらなきゃいけない」という気持ちの方が強く、これは一種の義務感と言えるかもしれません。撮影上のちょっとした冒険や、限界を切り崩す痛みもあり、満足したものができると嬉しくて小躍りするというよりも、「ああ良かった、今日も何かを生み出せた」という安堵の気持ちが広がります。生みの苦しみというやつでしょうか。
目下の課題は作品数を増やすことなので、ある程度それがクリアできたらもっと楽しめるようになれるといいのですが。
雑踏を表現したくて撮ってみました。
札幌の方はどこだか分かりますね？
